2020/02/26
当然のことながら、人と同じように動物にも性格があります。診察のため来院された際に、犬でも時々ありますが、特に猫では、怖がって怒ってしまい、十分に診察・処 置が行えない場合があります。
そんな時に、猫を無理やり押さえこんで診察を進めていくと、大暴れしてしまい、猫も飼い主さんも獣医師・看護師も怪我をしてしまう可能性が高く、怖い印象だけが残ってしまい、今後の診察がさらに難しくなってしまいます。
そういう怖がりな性格の猫の場合には、鎮静剤をうまく使用することによって、恐怖心を最小限にし、安全かつ丁寧な診察・治療を行うことができます。結果的には鎮静剤を打たない場合よりも短時間で診察・処置が終わることがほとんどです。
鎮静剤というと少し抵抗があるかもしれませんが、よほど具合が悪い場合を除いては、かなり安全性は高くなっています。また、鎮静剤から目を覚まさせる注射もあるため、診察・処置が終わってしまえば、すみやかに目を覚まさせることが出来ます。
以上の理由により、当院では積極的に猫の鎮静下における診察・処置を推奨しております。
また、猫は換毛期には毛玉が胃にたまり、嘔吐を繰り返すことが多く、長毛種の猫は毛玉が全身にでき、皮膚病になってしまうこともしばしばです。
このような症状が出てしまった場合、治療として一番効果的なのは毛を短くカットし、皮膚を清潔に保つことです。
ただ、猫のトリミングを行っているペットサロンはほとんどありません。それは猫はバリカンの音と水に濡れるのを非常に嫌うため、トリミングを行うのが難しいためです。
そこで当院では、病院でしか行えない鎮静下での猫のトリミングを行っております。
嫌がって動くことがないので、短時間で安全にかつきれいに仕上げることが出来ます。
御希望の際はお電話ください。